26日(土曜日)に愛国のカラ競馬場で行われた2歳馬のG2レイルウェイS(芝6F)は、5番人気(9.5倍)に推されていたゴーベアーズゴー(牡2、父コディベアー)が優勝を飾った。
近年は、愛ダービーの
アンダーカードとして施行されるのが定番となっているこのレース。ここ20年の間も、
ロックオブジブラルタル、
ジョージワシントン、
マスタークラフツマン、
シスキンといった翌春のクラシック勝ち馬が制し、出世レースとなっている。
道中2番手を追走したゴーベアーズゴーは、残り350mを切った辺りで先頭へ。前走G3
マーブルヒルS(芝6F)を制しての参戦だったキャッスルスター(牡2、父
スタースパングルドバナー)が、最後方追走からゴール前で追い込んだが、これを1.1/4馬身退けてゴーベアーズゴーが優勝を飾った。
G1
オペラ賞(芝2000m)など2つのG1を制したナーレインの甥にあたり、タタソールズ・
クレイヴン2歳市場にて15万ギニー(当時のレートで約2435万円)で購買されたのがゴーベアーズゴーだ。5月8日に
アスコットで行われたノーヴィス(芝5F)を制しデビュー勝ち。前走
ロイヤルアスコットのG2ノーフォークS(芝5F)は2着惜敗に終わった後、ここは1万ユーロ(約134万円)の追加登録料を払っての参戦だった。
この結果を受けブックメーカーのユニベット社は、来春のG1英2000ギニー(芝8F)へ向けた前売りで同馬を、オッズ26倍の3番人気に浮上させている。
(文:合田直弘)