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【ラジオNIKKEI賞】アサマノイタズラ最後に気合注入 初タイトル奪取へ臨戦態勢

デイリースポーツ
  • 2021年07月01日(木) 06時00分
 「ラジオNIKKEI賞・G3」(4日、福島)

 アサマノイタズラは嶋田を背に美浦Wで併せ馬を行い30日、キビキビとした脚さばきを披露。

 トップハンデタイは地力上位の証明だ。初タイトル奪取に燃えるアサマノイタズラが臨戦態勢を整えた。

 主戦の嶋田を背にした美浦Wでの最終リハは、僚馬のワーケア(4歳オープン)を3馬身ほど後ろに従え先行。直線は馬場の八分どころへ持ち出し、パートナーを待ち受ける。ゴール前で2頭の馬体が重なると、そのままの態勢でフィニッシュラインを駆け抜けた。

 5F69秒2-40秒0-12秒3のタイムに、鞍上が「先週にしっかりやってあるので、最後に気合をつける程度でしたが、よく動けていましたよ」と目を細めれば、手塚師も「いい動きだったね」と満足げにした。

 デビューからコンビを組み、春はスプリングSで頭差2着に好走。しかし、自身初のG1騎乗となった皐月賞では、外々を回らされる厳しい競馬にしんがり負けを喫した。乗り代わりを覚悟するも、コンビ続行が決定。「もう感謝しかありません」。あとは結果で応えるしかない。

 「機動力があって福島コースは合っているし、距離も問題ないです。同期(マーメイドSで重賞初Vの藤懸、東京パラリンピック馬術競技日本代表の高嶋活士選手)が頑張っているので、負けられません」と力を込めた。デビュー11年目の夏。28歳の成長株が、信頼するパートナーと大きな夢をつかむ。

提供:デイリースポーツ

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