スペシャルドラマで
ラジオNIKKEI賞に臨む開業2年目の
宮田敬介調教師(40)=美浦=が、待望の重賞初制覇へ熱い意気込みを隠せないでいる。
前走の
プリンシパルS6着には「ハミをかみ気味になり、脚を使った分。広いコースの2000メートルは長いですね」と敗因を分析。「脚質的に小回りコースになるのはいいですね」と舞台変わりを歓迎する。
中間はリフレッシュ放牧を挟み、最終リハは美浦Wで単走。弾むようなフットワークで、5F67秒5-39秒6-12秒9をマークした。「先週強めにやってあるので、サラッと。体調は良さそうですね」と笑顔を見せた。
今回が10度目の重賞挑戦。この春は
毎日杯を首差2着の
グレートマジシャンで、ダービー初参戦。4着に敗れたが、貴重なキャリアを積んだ。「同期の吉岡さんが重賞を勝った(ユニコーンS=
スマッシャー)ので、負けられないですね。いつも電話で、いろいろなお話を聞かせてもらっているんですよ」と大いに刺激も受けている様子だった。
「上位争いを期待できるし、チャンスだと思っています」。未勝利戦勝ち以来のコンビとなる戸崎圭は、過去10年の同レースで2勝、3着2回の実績を誇る。頼もしいパートナーに導かれ、主役の座をつかみ取る。(デイリースポーツ・村上英明)
提供:デイリースポーツ