現役時代はフランスとアメリカでG1を制し、引退後は日本でも種牡馬入りした
アラジが、けい養先の
オーストラリアで死亡したことがわかった。32歳。同国のサラブレッドブ
リーダーズビクトリアのホームページで、2日に発表された。
アラジは
父Blushing Groom、
母ダンスールファビュルー、母の
父Northern Dancerという血統の米国産馬。
現役時代はフランスのF.ブータン厩舎に所属。2歳時の1991年、モルニ賞、
サラマンドル賞、グランクリテリウムと仏G1を3連勝。さらに続くアメリカのダート2歳王者決定戦・BCジュ
ベナイルも制した。
引退後は種牡馬として各国を転々とし、日本でもけい養された。キャリアを通じての代表産駒は米G1・5勝のコンガリー。日本では英国産馬の
ドラールアラビアンが南関東で活躍した。
オーストラリアで種牡馬としてのキャリアを終え、以降は同国で功労馬として余生を過ごしていた。