「プロキオンS・G3」(11日、小倉)
9歳馬でも衰え知らず。
ウェスタールンドが重賞2勝目を狙う。6歳でダートに転向してからは安定した成績を誇り、4走前の
アンタレスS制覇後も小差の競馬が続く。とりわけ前走の
東京大賞典(3着)は、勝ち馬に0秒1差まで詰め寄る好内容だった。佐々木師は「残り150メートルで(前と)同じ脚になったけど、いつものまくる脚は衰えていないね」と振り返る。
小倉のダートは1戦1勝。昇級初戦だった18年薩摩S(3勝クラス)を完勝している。「浦和で3着だったし、札幌も2着。小倉も勝っているから問題ない。器用に走る」。トレーナーは小回りの実績を並べて胸を張る。
今回は6カ月半ぶりの実戦だが、休養明けを苦にしないタイプ。師が「1年6カ月ぶりで勝った時(18年津軽海峡特別)に、これは重賞を勝つと思ったよ。久々でも気にならない」と話すように、ポン駆け実績は十分。この中間もしっかり乗り込んでおり、「動ける態勢になった。プラス8キロぐらいで出られるかな。力はあるから、七分ほどまで持っていけば何とかなる」と信頼を寄せた。
18年チャンピオンズCで2着に食い込んだ実績馬。ここを足掛かりに、再び大舞台を目指す。
提供:デイリースポーツ