JRAで行われる2歳世代最初の重賞。例年フルゲート近い頭数で行われてきたが、今年は1週前登録で13頭と少なめの頭数になった。レース歴が浅い若駒同士の争いであるから前評判はそれほど当てにならず、人気馬同士で決着することは多くない。
1.前走4角4番手以下の馬は割り引き
過去10年で、前走4角4番手以下だった馬は1頭しか馬券に絡んでおらず複勝率は4.2%。新馬・未勝利戦を前々で立ち回れなかった馬がここで通用することはほとんどない。
2.控えた経験に注目
過去10年で逃げた馬の連対は、14年1着の
アクティブミノルと19年1着の
ビアンフェだけ。また、前走で4角1番手だったという馬の連対も7頭にとどまる。意外と差しが決まるレースであり、控えて末脚を伸ばすという立ち回りを既に経験をしている馬にアドバンテージがある。
3.以前よりはスピードが要求される
以前は1分10秒台以上の時計がかかることが普通だったが、近年は1分9秒台前半で決まることも珍しくない。今年に関していえば、例年の第1回開催分が札幌で行われたことで芝が比較的良好な状態を維持しており、パンパンの良馬場なら1分8秒台の決着になる可能性もあるだろう。
ナムラリコリスは新馬戦こそ
ポメランチェの2着に敗れたが、2戦目できっちり勝ち上がり。2戦ともにゲートをポンと出て好位に付ける立ち回りをしているのが良く、また超高速馬場だった札幌だけでなく函館の馬場を既に経験していることもプラスだろう。今回も好勝負を期待する。