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【セレクトセール2021】史上最高売上の116億円超!サイバー藤田氏は億超え7頭落札/1歳セッション

  • 2021年07月12日(月) 19時50分
 2日間にわたって開催される「セレクトセール2021」が12日、北海道苫小牧のノーザンホースパークで開幕した。

 1歳馬セッションとなる本日は242頭が上場され、226頭が落札。売上は116億3800万円(以下、金額は全て税抜で表記)で、従来の最高額だった107億3200万円(19年)を大幅に上回り、史上最高となる売上を記録した。落札率は93.4%、1頭平均は5150万円だった。

 1億円を超える高額落札馬は28頭(2億超えは8頭)で、昨年の18頭を大きく上回った。その中でも最高落札額となったのは、3億円の2頭。1頭は「ゴーマギーゴーの2020」(牡、父ディープインパクト)で、長谷川祐司氏が落札した。母ゴーマギーゴーは米GIIの勝ち馬。もう1頭は「ファイネストシティの2020」(牡、父ロードカナロア)で、サイバーエージェント社長の藤田晋氏が落札した。母ファイネストシティは米GI勝ち馬。

 藤田晋氏はこの他にも、2億円の「ヴィンテージローズの2020」(牡、父エピファネイア)など、合計12頭(1億超え7頭)を落札し、合計落札額は15億4100万円にも上った。

 3番目の高額馬は「ギエムの2020」(牡、父シルバーステート)。「ショウナン」の冠名で知られる国本哲秀氏が、2億6000万円で落札した。シルバーステートは初年度産駒がJRAで既に4勝を挙げている。

 牝馬の最高額は「ホットチャチャの2020」(牝、父ロードカナロア)で、長谷川祐司氏が1億6000万円で落札した。半兄に18年菊花賞2着のエタリオウがいる血統。

 また、ディープインパクト産駒最後の上場となった「スイープトウショウの2020」(牡、父ディープインパクト)は、池田豊治氏に2億円で落札された。

 その他では、日本産のアイルランド調教馬で英GIを2勝したサクソンウォリアーの初年度産駒「アイムユアーズIIの2020」(牡、父Saxon Warrior)が1億9000万円、米3冠馬ジャスティファイの産駒「ジペッサの2020」(牡、父Justify)が2億円、昨年のホープフルSを制したダノンザキッドの半弟にあたる「エピックラヴの2020」(牡、父ロードカナロア)が2億4000万円、16年ドバイターフ覇者リアルスティールの初年度産駒「サンタフェチーフの2020」が1億6000万円で取引されている。

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