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函館2歳S・G3」(17日、函館)
フレッシュな人馬が北の大地で輝いた。3番人気の
ナムラリコリスが世代最初のJRA重賞制覇。道中は4番手の外めで運び、徐々に仕掛けながら、4角で前を射程圏に入れると、直線で力強く抜け出した。
後続に1馬身1/4差をつける快勝劇。泉谷は「行く馬を行かせて、その後ろの理想的な位置につけられました。自分が慌ててしまい、直線で(抜け出すのが)早かったのは反省点。それでも馬が踏ん張ってくれました」と、パートナーの頑張りをたたえた。デビュー2年目の鞍上にとっても初のタイトルで同期一番乗り。「素直にうれしい。自分の乗り方次第で勝てるチャンスはあると思っていました」と笑顔がはじけた。
大橋師は「安心して見ていられたね。レース前にジョッキーから“こういう風に乗りたい”と。そのプラン通りの競馬をしてくれた」と満足げ。今後は休養に入るが、「距離は延びても大丈夫だと思う。千六でも走れるようにしたいね」と先を見据えた。さらなる大舞台へ向けて、若きコンビが突き進む。
提供:デイリースポーツ