現地時間27日、アイルランドの
ゴールウェイ競馬場で行われた2歳未勝利戦(芝1400m・牝馬限定)で1位入線した馬が、その後のレースに出走予定だった3歳馬と入れ替わっていたことがレース後に判明。失格となる事件が起きた。
取り違えられたのはアイルランドの
ジェシカ・ハリントン厩舎の2頭。本来、2歳未勝利戦に出走予定だったアリザリン(牝2)は父
Sea The Moon、母Alea Iacta、母の父Invincible Spiritという血統。このレースがデビュー戦の予定だった。
アリザリンは失格扱いとなり、2位入線のトゥインクル(牝2)が1着に繰り上がった。複数のブックメーカーは、アリザリンとトゥインクルの両馬を1着扱いとして、払い戻しを行うことを発表している。
取り違えで出走した
オーロラプリンセス(牝3)は父
The Gurkha、
母ラブアダブダブ、母の
父ファルブラヴという血統。窪田康志氏の所有馬で、通算成績は9戦2勝。同日同場のハンデ戦に出走予定だったが、出走取消の扱いとなった。
ハリントン調教師はこの取り違えについて謝罪するとともに、両馬は非常に良く似ていたとコメントした。
欧州では、昨年10月9日のフィリーズマイル(英G1)でも、出走馬のスノーフォールと
マザーアースが取り違えられ、騎手とゼッケンが入れ替わって出走する事件が発生。この際は、両馬はともにそのレースの出走馬であり、斤量も同じであることから、失格とはならなかった。
その後、
マザーアースは今年の1000ギニー(英G1)、スノーフォールは
オークス(英G1)と愛
オークス(愛G1)を制している。
(英競馬
メディア『Racing Post』より)