「
レパードS・G3」(8日、新潟)
テイエムマジックが一発を狙う。今回と同じ舞台だった前走の
わらび賞を快勝。鞍上の藤懸は先週の新潟でJRA通算100勝を達成と好ムードに加え、ここ2走でコンビを組んで2、1着と好相性を誇る。18分の11の抽選を突破して、一気にタイトルを頂く。
“マジック”が再び起こるか。1カ月半前の
マーメイドSを10番人気
シャムロックヒルで重賞初制覇を決めた藤懸が、前走で勝利に導いた
テイエムマジックとのコンビで、チャンスを狙っている。18分の11の抽選対象だが、自身は31日の新潟2RでJRA通算100勝を決めており、流れがいい。
鞍上は「今年はいろんなことが重なってくれています。100勝は意識していましたし、早く決めたかったので、ホッとしました」と振り返りながら、「ただ、これで終わりではありませんからね。次の101勝を目指します。
テイエムマジックはチャンスがあると思っていますし、抽選を通ってほしいですね」と色気を隠さない。
前走の
わらび賞は好位の内でもまれる競馬だったが、直線で狭いところを割って差し切った。「これまで馬込みで競馬してこなかったので不慣れな形でしたが、視界ができてから、しっかりと伸びてくれました。能力がありますね。1800メートルの距離も合っています」。引き続き同じ舞台なら、結果を出しているのは心強い材料だ。
栗東CWの1週前追い切りでは6F80秒3の好タイムをマーク。鈴木孝師は「状態を確かめながら調整してきましたが、順調に来ています」と仕上がりも抜かりなし。19年の
ハヤヤッコ、20年の
ケンシンコウ同様、抽選を突破して、タイトルを奪取してみせる。
提供:デイリースポーツ