7日(土)、8日(日)の新潟、函館競馬で、2歳新馬戦が計6レース行われた。日曜の新潟6R(芝1600m)では、単勝1・4倍の1番人気に支持された
ステルナティーア(牝、父
ロードカナロア、美浦・岩戸)が直線抜け出して快勝した。
圧倒的な人気に見事に応えた。
ステルナティーアは好スタートから控えて中団の外を追走。直線、残り2F過ぎから仕掛けて徐々に前との差を詰め、残り1F手前で気合を付けて先頭に。抵抗する2着馬をあっさり振り切ると、最後は3馬身差の完勝だった。手綱を取った福永は「非常にレベルの高い馬で、勝つための準備をしてくれていましたし、いいレースができました。初戦としては満点を与えられる内容。気性が難しいと聞いていたのですが、そういった面も見せずに走ってくれました。将来性はかなり感じます」と高い評価。18年のマイルCSを制した
ステルヴィオの全妹という良血で、今後さらに注目が集まりそうだ。(レース評価A、将来性★★★★★)
先週の新馬勝ち馬評価一覧
フォラブリューテ(牝、父
エピファネイア、美浦・宮田)
土曜新潟5R・芝1600m、川田「体はまだ幼い部分がありますが、気持ちが前向きでしっかりとした内容で走ってくれました。このまま順調に成長してほしいですね」(A、★★★★)
リブースト(牡、父
ハービンジャー、栗東・佐々木)
日曜新潟5R・芝2000m、川田「前半は進まずあの位置からに。直線も外に出そうとしても出ていきませんでした。勝ち切れたのは能力の高さです。動ける体になれば楽しみです」(B、★★★★)
ダークエクリプス(牡、父
ドゥラメンテ、栗東・今野)
日曜函館5R・芝1800m、坂井「調教の段階から前向き過ぎるところはあったけど、実戦では馬の後ろで我慢してくれました。ゲートセンスはあるし、最後の一瞬の脚も良かったです」(B、★★★)
ビヨンドザファザー(牡、父
カーリン、栗東・藤岡)
土曜新潟6R・ダート1800m、藤岡師「余裕があったね。思った通りの競馬だった。まだ仕上げ切っているわけではないので、良くなる余地は十分。走りが軽いので芝を使ってもいいかもしれないけど、それはもう少し先だね。距離はもっとあっていいと思う」(C、★★★)
ヴィアドロローサ(牡、父
ロードカナロア、美浦・加藤征)
土曜函館5R・芝1200m、吉田隼「おっとりしているので1回使ってからと思っていましたけど、二の脚、三の脚でスッと行けました。最後も辛抱してくれましたね。併せて突き抜けるような感じはなかったけど、そこは使っていって動きが軽くなってくれればですね。これからの馬ですし、今後が楽しみです」(C、★★★)
(評価は馬サブロースタッフによるS、A、B、C、Dの5段階)
提供:デイリースポーツ