8日の
レパードSを
メイショウムラクモで快勝。JRA最年長重賞Vを達成した
柴田善臣騎手(55)=美浦・フリー=が、翌9日の
クラスターC(盛岡)では
リュウノユキナをVへ導き、2日連続の金メダル。いま最も輝いているベテランは、「ただ競馬が好き、レースが好きだからだよ」と楽しそうだ。
関屋記念では
ベストアクターと19年10月以来のコンビ。美浦坂路での最終追い切りに騎乗し、4F53秒1-38秒8-12秒5を計時した。「先週も良かったし、この馬なりにスムーズに動けていた。最後に息が悪かったけど、これをやって良くなると思う」と順調な仕上がりを伝えた。
20年末から足の骨折が相次いだが、「今も全身痛いけど、馬に乗ると忘れちゃうんだよなぁ」と笑いながら、「馬も一生懸命走って結果を出してくれる。ホントにありがたい」と目を細める。もうひとつの元気の源はアルコールだ。「いまは
ハイボールが多いね。呑めなくなったら終わり。勝っても負けても呑む。毎日ガンガンやってるよ」。夏バテとは無縁の現役最年長ジョッキーの笑い声が響いた。(デイリースポーツ・村上英明)
提供:デイリースポーツ