新潟11Rの第56回
関屋記念(3歳以上GIII・芝1600m)は4番人気
ロータスランド(
田辺裕信騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分32秒7(良)。1馬身1/4差の2着に6番人気
カラテ、さらにクビ差の3着に1番人気
ソングラインが入った。
ロータスランドは栗東・
辻野泰之厩舎の4歳牝馬で、父
Point of Entry、
母Little Miss Muffet(母の
父Scat Daddy)。通算成績は10戦5勝。
レース後のコメント
1着
ロータスランド(
田辺裕信騎手)
「前の馬を交わすのも楽でした。最後一頭になるとふわふわするということを聞いていたので最後まで気は抜けませんでしたが、直線も余力を残して走りきってくれました。
追って一頭になるとフラフラするということも聞いていたので、最初からインを狙っていたわけでは無かったのですが、ラチ沿いを走った方が真っすぐ走れるんじゃないかなと思いました。初コンビで聞いた中でしか競馬は出来ませんでしたが、厩舎の方から癖などを詳しく聞けていたのでそれがレースに生きたのではないかなと思います」
(
辻野泰之調教師)
「田辺騎手がVTRを見てこの馬の特徴を理解してうまく乗ってくれました。意図的に絞ったわけではありませんが、パドックを見て研ぎ澄まされていると思いました。
元々スタートの良い馬でジョッキーも好位から理想的な競馬が出来ました。何とかこの馬に重賞タイトルをと思ってやってきました。今後はとりあえず一旦放牧に出したいと思います。
デビュー前から能力が高いと感じていましたが、爪の不安があって能力を発揮できなかった時期が長かったですが、最近は気にならないぐらい安定しています。ちゃんと能力を発揮してくれています。元々少し硬いところがあるのでパンパンの良馬場よりソフトな馬場になった方がこの馬向きになるのではないかとも思っていました」
2着
カラテ(
菅原明良騎手)
「ゲートも出て折り合いもつきました。
ソングラインを見る位置でレースもできましたが、もう少し馬場が渋ってくれると良かったです。前が止まりませんでした。それでも調子が戻りよく頑張っていました」
3着
ソングライン(
池添謙一騎手)
「スタートしてから他の馬に寄られて不利がありました。馬の後ろに入れていましたが、おさまりたいところで
カラテに来られて圧を受けてしまいました。力が入った走りになってしまいました。早めに来られた中、我慢して追い出しました。結果を出したかったですがこれが良い経験になればと思います」
5着
グランデマーレ(
藤岡佑介騎手)
「スタートは普通に出てくれました。向正面から3コーナーにかけて左回りだと右に張るところがあります。その矯正で前の位置を取ることができませんでした。直線は真っすぐ走っているだけにその分の差です」
6着
クリスティ(M.デムーロ騎手)
「スタートよく良い位置で競馬が出来ました。ただ3、4コーナーでイライラして引っ掛かるところがありました。伸び切れませんでした」
7着
シャドウディーヴァ(
福永祐一騎手)
「流れに乗って良い位置で競馬が出来ました。残り2ハロンが勝負だと思っていましたが、いざ追い出すと思ったほど伸び切れませんでした」
10着
アトミックフォース(
武藤雅騎手)
「勝ち馬がいた所で競馬が出来たら良かったですが、消極的になってしまいました」
ラジオNIKKEI