「
札幌記念・G2」(22日、札幌)
北都に熱視線が注がれる。その中心は、何と言っても“白毛のアイドル”
ソダシだ。デビューから無傷5連勝で
桜花賞を制覇。次戦の
オークスで初黒星(8着)を喫したものの、距離が2F短縮される今回は巻き返しに期待がかかる。
前走後は放牧で英気を養い、7月22日に函館へ入厩した。今浪厩務員は「目方は変わらないが、背が高くなった」と馬体の成長を感じている。丹念に乗り込まれて好仕上がり。「中途半端な状態で使いたくないからね。追い切り後も普段通り、食いが落ちないのが何より」と頼もしい愛馬の姿に目を細める。
主戦の吉田隼は、1週前追い切りで久々に騎乗。函館芝で5F65秒0-11秒4(強め)。
ユーキャンスマイルを2馬身ほど追走し、ラストは俊敏に反応して1馬身先着を決めた。「スピード感と言うよりはダイナ
ミックな感じ。さすがですね。息も乱れていなかった」と好感触を得た様子。初の古馬相手、久々の牡馬相手になるが「どっしりとして落ち着きが出てきた。もまれてどうかも、ひと夏越しての成長に期待」と前向きに話した。
さかのぼること2014年。須貝師は
ゴールドシップで参戦し、3歳牝馬の
ハープスターに敗れた。「あの時のハープは強かったけど、斤量面のアドバンテージがあった」と振り返る。今度は斤量52キロの
ソダシで参戦。「ここを使う判断材料になった。あの時のリベンジを果たせれば」と気合が入る。飛躍の秋へ向けて、純白の女王が好発進を決める。
提供:デイリースポーツ