「魁!海外馬券塾」(18日)
凱旋門賞・G1(10月3日・仏パリロンシャン)に出走予定の
ディープボンドと帯同馬
エントシャイデンは、19日夜に関西国際空港発の貨物便で出国する。ドイツのフランクフルト空港へ空輸し、そこからは滞在地であるフランスの
シャンティイまで陸送の長旅。2頭の道中の無事を祈りたい。
ディープボンドの仏初戦はフォワ賞・G2(9月12日・仏パリロンシャン)になる。フランスの古馬にとって
凱旋門賞の最も重要な前哨戦で、最近では19年に
ヴァルトガイストがここを
ステップに本番を制している。
21年のフランスの古馬は20年の
凱旋門賞2着の
インスウープが故障で引退、同4着の
ゴールドトリップは豪州に移籍、21年のガネー賞を制した
マレオーストラリスはケガで休養中と、主力と思われた面々が戦線を離れてやや手薄な状態となっている。
ゴントービロン賞を制したウォリーや、リュー賞覇者のグリソンら、
ドーヴィル開催のG3を勝ち上がってきた馬が次走にフォワ賞を選ぶ可能性はあるが、この程度の相手であれば
ディープボンドが本来の力を出せれば優位に立つと思われる。
シャンティイ調教場の環境に早く慣れ、思い通りの調教をしてフォワ賞に向かってほしい。(海外遠征コーディネーター・田中敬太)
提供:デイリースポーツ