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凱旋門賞の最重要前哨戦は地元馬手薄

デイリースポーツ
  • 2021年08月19日(木) 05時59分
 「魁!海外馬券塾」(18日)

 凱旋門賞・G1(10月3日・仏パリロンシャン)に出走予定のディープボンドと帯同馬エントシャイデンは、19日夜に関西国際空港発の貨物便で出国する。ドイツのフランクフルト空港へ空輸し、そこからは滞在地であるフランスのシャンティイまで陸送の長旅。2頭の道中の無事を祈りたい。

 ディープボンドの仏初戦はフォワ賞・G2(9月12日・仏パリロンシャン)になる。フランスの古馬にとって凱旋門賞の最も重要な前哨戦で、最近では19年にヴァルトガイストがここをステップに本番を制している。

 21年のフランスの古馬は20年の凱旋門賞2着のインスウープが故障で引退、同4着のゴールドトリップは豪州に移籍、21年のガネー賞を制したマレオーストラリスはケガで休養中と、主力と思われた面々が戦線を離れてやや手薄な状態となっている。

 ゴントービロン賞を制したウォリーや、リュー賞覇者のグリソンら、ドーヴィル開催のG3を勝ち上がってきた馬が次走にフォワ賞を選ぶ可能性はあるが、この程度の相手であればディープボンドが本来の力を出せれば優位に立つと思われる。シャンティイ調教場の環境に早く慣れ、思い通りの調教をしてフォワ賞に向かってほしい。(海外遠征コーディネーター・田中敬太)

提供:デイリースポーツ

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