2001年の
東京ダービーや
ジャパンダートダービー(GI)などを制し、無敗での南関東四冠を達成した
トーシンブリザードが18日に死亡した。23歳だった。
ジャパンスタッドブッ
クインターナショナルのホームページで同日、発表された。
トーシンブリザードは
父デュラブ、
母ユーワトップレディ、母の
父ブレイヴェストローマンという血統。
2000年9月、船橋の
佐藤賢二厩舎の管理馬としてデビュー。そこから無敗の3連勝で全日本
3歳優駿(GII)を制し、重賞初制覇を果たす。
翌2001年、南関東クラシックシーズンに入ってもその勢いは増すばかり。始動戦の
京浜盃から
羽田盃、
東京王冠賞、
東京ダービーも連勝し、当時の南関東三冠を達成。さらに再び
JRA勢を迎えての
ジャパンダートダービーも制し、無敗のまま南関東四冠を達成した。
その後の勝ち星は2002年の
かしわ記念(GII)のみだったが、2001年
東京大賞典(GI)で
トーホウエンペラーの3着、2002年
フェブラリーS(GI)で
アグネスデジタルの2着に入るなど、全国の猛者を相手に熱戦を繰り広げた。
2005年の
JBCスプリント(GI・7着)を最後に現役を引退。通算成績は30戦9勝で、新馬戦以降の8勝を
石崎隆之騎手とのコンビであげた。
獲得賞金は4億1521万円。NAR
グランプリは2000年にサラ系2歳最優秀馬(当時の表記で3歳)、2001年にサラ系3歳最優秀馬を受賞した。
引退後は種牡馬となったものの、残した産駒は4頭(代表産駒
バトルファイターは南関東重賞2着2回)。2008年の種牡馬引退以降は北海道新ひだか町の荒木牧場で、功労馬としてけい養されていた。