サ
マースプリントシリーズは最終戦の
セントウルSがGIIだが、他5戦のGIIIの中で
キーンランドCだけが
グレード別定(他はハンデ戦か賞金別定)で、賞金も高い。同じGIIIでありながらも、やや格上に位置づけられるレースとなっている。
1.牝馬優勢
牡・セン馬より牝馬の方が成績が良いレース。函館開催だった13年を除く過去9年で、牝馬は複勝率は26.9%であるのに対し、牡・セン馬は複勝率15.3%。
2.ある程度間隔の空いた馬
過去9年で、中2週以内で出走した馬は[2-1-1-39]で複勝率9.3%と苦戦気味。対して、中4〜8週の馬は[3-3-2-20]で複勝率28.6%、中9〜24週の馬は[4-4-4-40]で複勝率23.1%。具体的に見ると、春のGI後の休み明け初戦か、函館ス
プリントSなどサ
マースプリントシリーズからの転戦となる馬の好走例が多い。
3.より長い距離での実績に注目
開催の後半戦でスピードだけでなくスタミナも求められるため、より長い距離でも実績を残してきた馬が好走する傾向にある。昨年9番人気3着の
ディメンシオンはマイル重賞で好走歴があった馬で、他にも19年2着
タワーオブロンドン、3着
リナーテ、17年の勝ち馬
エポワス、15年の勝ち馬
ウキヨノカゼ、14年の勝ち馬
ローブティサージュなども、1200mより長い距離で実績があった。
メイケイエールはこれまで1200〜1600mで重賞3勝。今回は
桜花賞で大敗を喫して以来の調教再審査明けとなるが、距離短縮はプラスで、過去4戦で手綱を取っている
武豊騎手とのコンビに戻るのもプラス。秋に向けても、復帰初戦から勝ち負けを期待したい。