かつては将来性に欠ける早熟ス
プリンターのためのレースというイメージもあったが、近年は
メイケイエール、
ラウダシオン、
レーヌミノル、
シュウジ、
ベルカントら多くの活躍馬を輩出して重要性が高まっている。
1.馬格が必要
過去10年で439kg以下だったという馬は[0-3-2-39]と勝ち切れていない。一昨年1番人気で5着の
カイルアコナは434kg、17年2番人気4着の
ヴァイザーは432kg、16年2番人気6着の
クインズサリナは434kg、12年1番人気4着の
エーシンセノーテは418kgなど、人気した馬も軽量だと苦戦するケースが多い。
2.前走の上がり順位に注目
過去10年、前走上がり3ハロン順位が1・2位だった馬は[9-7-6-62]で複勝率26.2%なのに対し、3位以下だった馬は[1-3-4-55]で複勝率12.7%しかない。デビュー直後の若駒の争いとあって能力比較が難しい中、前走の上がり順位というのは一つのバロ
メーターになる。
3.ゆったりしたローテ
過去10年、連闘で参戦した馬は[0-1-1-17]で複勝率10.5%。中1〜2週の馬も[3-3-1-58]で複勝率10.8%と苦戦気味。対して、中4週以上の馬は[6-4-5-31]で複勝率32.6%。夏の2歳戦で間隔が詰まっている馬の参戦は多いが、ある程度ゆったりしたローテーションで挑んでくる馬の方が好走傾向にある。
インプロバイザーは初戦を取りこぼしたが、前残りの展開を良く差してきて素質の片りんは見せていた。2戦目は今回と同舞台できっちり抜け出して勝利。差して好走した経験があるのはこの時期の2歳馬にとってアドバンテージであり、重賞でも好走の期待を持てるだろう。