31日、
川崎競馬場で行われた第18回スパーキング
サマーC(3歳上・重賞・ダ1600m・1着賞金1400万円)は、先手を取った
矢野貴之騎手騎乗の1番人気
サルサディオーネ(牝7、大井・
堀千亜樹厩舎)が、そのままゴールまで逃げ切り、好位追走から迫った3番人気
ティーズダンク(牡4、浦和・
水野貴史厩舎)に1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分40秒3(良)。
【
矢野貴之騎手】
「人気にもなっていたので、ホッとしています。
相手もやはり、マイルあたりのスペシャリストが揃っていたので、油断できる感じではないなと思っていましたけど、(勝てて)良かったです。油断だけはしないように、気を引き締めて乗りました。
雨が降ってくれた方が助かるかなとは思ってましたけど、(良馬場でも)問題なく勝ってくれました。
このレースを使いたかった馬もいたと思いますし、そういう意味では、相手はまだまだいるなという感じはしますので、これからもこの馬には頑張ってもらいたいなという気持ちではあります。
男馬相手に素晴らしい走りをしてくれましたので、これからも期待が膨らむと思います。これも、関係者が仕上げてくれたおかげだと思っています。これからも応援よろしくお願いします」
【
堀千亜樹調教師】
「やはり自分の形で走れるのが一番いい結果が出ているので、逃げの形で行けたのが何よりでした。
ここのところ男馬と走ってなかったのでどうかなと思っていましたけど、本当に今日は踏ん張って頑張ってくれました。
最初に来たときよりもダッシュ力があるので、安心して見ていられます。あとは仕掛けどころだけ、3コーナーあたりの勝負どころをうまく耐えられれば終いは頑張ってくれるので、何とかなると思っていました。
この子はオンとオフがすごく上手で、女の子にしてはこれだけ安定して走ってくれるので何よりです。
(次走は)大井の牝馬の交流(10月7日・
レディスプレリュード・JpnII)に出させてもらって、そのあとは選ばれたらJBCに行きたいなと思っています」
(取材、撮影:高橋正和、編集:netkeiba.com)