日本ダービー14着の後は放牧へ出され、8月25日にノーザンFしがらきから栗東へ帰厩した
ヴィクティファルス(栗東・
池添学厩舎)。今朝1日は次走予定の
セントライト記念(9月20日・中山芝2200m)へ向けた2週前追い切りを行っている。
Dコースの芝馬場で、新馬
レプリュームに先行する形。馬場へ入って間もない、6F標識から5F標識の区間でのラップは遅くなったが、5F標識を過ぎてから、3コーナーへ入っていくあたりでは、それなりのスピードに乗って、コーナリングしていく感じ。
最後の直線では内からの追走を少し待っているようなところもあったが、相手が並びかけてくると、手綱を譲るような感じでじわっとスピードに乗っていき、そのままゴールへと向かっていった。
時計は6F77.8〜5F62.6〜4F48.8〜3F35.7〜1F11.2秒。傷みがひどい、内よりは真ん中外寄りを走っていたので、決して馬場状態が悪いところを通ったわけではないが、余裕を持った動きでこの時計はさすが。休み明けにはなるが、いい状態で重賞を勝った中山競馬場でのレースを迎えることができそうだ。
(取材・文:井内利彰)