5日に小倉競馬場で行われる小倉2歳S(2歳・GIII・芝1200m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる5回の馬券絡みが
ダイワメジャー。次点で3回の
ロードカナロアが続き、2回が
キンシャサノキセキとなっている。
ダイワメジャー産駒は[2-1-2-3]。11年
エピセアローム、16年
レーヌミノルと2頭の勝ち馬を出しており、昨年も
モントライゼが2着と連に絡む活躍を見せていた。複勝率は62.5%と
ハイアベレージを記録しているだけに、今年の該当馬である
インプロバイザー、
ソリッドグロウの2頭も
ノーマークにはできないだろう。
ミッキーアイル産駒は[1-0-0-1]。産駒初出走となった昨年は
メイケイエールが後続に1.1/4馬身差をつける快勝。昨年に2歳馬がデビューを果たした新種牡馬のなかでも重賞初制覇一番乗りの記録となった。種牡馬としての2連覇がかかる今年は
スリーパーダ、
ナムラクレアの2頭が出走予定。
ショウナンカンプ産駒は[0-0-0-3]。内訳は14年
オメガタックスマン(4人気12着)、14年
ノーブルルージュ(9人気14着)、16年
ドゥモワゼル(7人気7着)。父系を
サクラバクシンオー系として捉えても[0-1-0-6]となり、13年
ベルカント(1人気2着)が唯一の好走例となる。今年は
ショウナンマッハが上位人気と目されるだけに動向を注視したい。
初出走で
フェニックス賞・3着と異色の経歴を持つ
デュガは、海外新種牡馬の
Practical Joke産駒。父系を
Storm Cat系と大まかに捉えれば、13年1着
ホウライアキコ(
父ヨハネスブルグ)、17年1着
アサクサゲンキ(
父Stormy Atlantic)、19年2着
トリプルエース(
父Shamardal)などが好走している。