5日に小倉競馬場で行われる小倉2歳S(2歳・GIII・芝1200m)について枠順・馬番別に検証していく。
過去10年、馬番別では最多となる4回の馬券絡みが3番と10番。3回で8番、13番が続き、2回が2番、4番、5番、6番、9番となっている。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 0-0-1-12/13 複勝率7.7% 複勝回収率13%
2枠 1-1-2-11/15 複勝率26.7% 複勝回収率85%
3枠 3-1-2-12/18 複勝率33.3% 複勝回収率87%
4枠 2-1-0-15/18 複勝率16.7% 複勝回収率132%
5枠 0-0-3-16/19 複勝率15.8% 複勝回収率77%
6枠 1-1-0-17/19 複勝率10.5% 複勝回収率109%
7枠 2-3-1-16/22 複勝率27.3% 複勝回収率48%
8枠 1-3-1-18/23 複勝率21.7% 複勝回収率82%
【1〜3人気】
1枠 0-0-1-0/1 複勝率100.0% 複勝回収率170%
2枠 1-0-0-1/2 複勝率50.0% 複勝回収率80%
3枠 3-0-0-2/5 複勝率60.0% 複勝回収率90%
4枠 1-1-0-2/4 複勝率50.0% 複勝回収率105%
5枠 0-0-0-6/6 複勝率0.0% 複勝回収率0%
6枠 1-0-0-2/3 複勝率33.3% 複勝回収率63%
7枠 2-2-1-0/5 複勝率100.0% 複勝回収率152%
8枠 1-2-0-1/4 複勝率75.0% 複勝回収率130%
枠順別成績全体を眺めると、1枠と5枠の不振が目につく。一方、残りの枠からは複数回、馬券に絡む馬が出ており内外は拮抗している。
小倉2歳Sは、1〜3番人気が[9-5-2-14]と強く、4番人気以下の優勝例は14年の
オーミアリスのみ(ただし、同馬は15番人気の超人気薄だった)。特筆すべきは上位人気に絞った際の外枠勢の強さ。7枠は複勝率100%、8枠も昨年の
フリードが5着に敗れたのみで、残りの3頭はしっかり連対している。その昨年も、勝ち馬は7枠8番の
メイケイエール(2番人気)、2着が8枠9番の
モントライゼ(1番人気)で、外枠の人気馬はまず崩れないとみて良いだろう。
かつては、最終週の荒れ馬場を利した差し馬勢の台頭が波乱を起こしていたが、近年は馬場が荒れにくくなっており、スピードの絶対値が問われている印象。それだけに、包まれる心配の少ない外枠の人気馬が結果を出しやすいということだろう。