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京成杯AH・G3」(12日、中山)
昇級初戦でも、距離延長でも、充実一途だけに不安はない。
アカノニジュウイチが勢いに乗って重賞の舞台に駒を進めてきた。2走前に2勝クラスを首差で制すると、続く3勝クラスを強烈な末脚を発揮して首差でモノにし、一気にオープン入りを果たした。
マイル戦はデビュー2戦目の
デイリー杯クイーンC4着以来となるが、主戦の横山典から「1200メートルは忙しいかな」という進言もあって、陣営は今回の挑戦を決断。2カ月半の間隔はあいているが、尾関師は「ここを目標にしてやってきて、体もふっくらとして体調も良さそう」と、順調な仕上がりに胸を張った。
デビューから9戦を消化し、メンバー最速の上がり3Fは現在5連続中を含めて6回、2位は
デイリー杯クイーンCをはじめ2回。指揮官は「ト
リッキーなコースでの戦いで、スタートがうまくない点がどうかですけど、はまれば重賞でも勝ち負けができる力はある」と闘志を燃やす。自慢の決め手を武器に、秋競馬の好スタートを切る。
提供:デイリースポーツ