12日に中京競馬場で行われる
セントウルS(3歳上・GII・芝1200m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、今年も開催日割の変更に伴い中京芝1200mにて施行されるため、2020年以降の当該コース成績をデータの集計対象とした。
ロードカナロア産駒は[12-4-3-33]。ほかの種牡馬の追随を許さぬ圧倒的な成績を残しており、勝利数では2位の
キンシャサノキセキに9勝差をつけている。代替開催された20年
セントウルSにおいても
ダノンスマッシュが1人気に応えて勝利しており、同馬は今年の
高松宮記念も制してみせた。同産駒からは
カレンモエ、
ボンボヤージ、
メイショウチタンの3頭が出走予定。
ダイワメジャー産駒は[0-7-3-22]。複勝率31.3%と好走率こそ悪くないものの、とにかく勝ちあぐねる傾向が強い。なお、直近の勝利例は18年12月1日未勝利の
メジャーハリケーン、特別賞ともなると14年
高松宮記念を制した
コパノリチャードにまで遡ることになる。今年は上位人気と目される
レシステンシアほか、
ラヴィングアンサーが出走を予定しているが、産駒の傾向を鑑みると道悪馬場になったほうが評価しやすいだろう。
モーリス産駒は[2-0-0-5]、
スクリーンヒーロー産駒は[1-0-0-12]。
モーリスは
スクリーンヒーロー直仔の種牡馬となるが、どちらも勝つか負けるかハッキリした戦歴になっていることが興味深い。なお、後者は20年
高松宮記念で1位入線後に降着となった
クリノガウディー(4着として集計)の例もある。
モーリス産駒からは
シゲルピンクルビー、
ピクシーナイト、
スクリーンヒーロー産駒からは
クリノガウディーが出走予定。