「
京成杯AH・G3」(12日、中山)
カラテの最終リハは8日、美浦坂路で単走追い。調教駆けするタイプではないだけに派手なアクションはなかったが、しっかりしたフットワークで駆け上がり、4F53秒3-38秒4-12秒9で力強くフィニッシュ。高橋祥師は「前走後は順調に過ごせました。使って状態は上がってきている」と合格点を与えた。
2月の
東京新聞杯で重賞初制覇。しかし、挫石で
ダービー卿CTを回避するなど、その後は順調さを欠いた。
安田記念は13着に終わったが、前走の
関屋記念で2着と盛り返し、改めて地力強化を示してみせた。指揮官も「思った以上にレース内容が良かった。最後の直線でもよく伸びていたし、だいぶ復調しているなと思った」と高く評価する。
開幕週だけに速い時計の決着が予想されるが、「展開は読み切れないが、道悪は合っているので雨が降った方がいいですね」とトレーナー。中山マイルは2戦2勝と得意の舞台。ここで上昇気流に乗って、秋のG1へつなげたい。
提供:デイリースポーツ