12日に中山競馬場で行われる
京成杯オータムハンデ(3歳上・GIII・芝1600m)について枠順・馬番別に検証していく。なお、新潟競馬場で代替開催された2014年はデータの集計対象外とした。
過去10年、馬番別では最多となる4回の馬券絡みが3番、10番。3回で2番、7番、8番となっている。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 0-1-2-12/15 複勝率20.0% 複勝回収率114%
2枠 1-2-1-13/17 複勝率23.5% 複勝回収率75%
3枠 1-0-2-17/20 複勝率15.0% 複勝回収率33%
4枠 0-1-0-19/20 複勝率5.0% 複勝回収率33%
5枠 6-1-1-11/19 複勝率42.1% 複勝回収率88%
6枠 2-2-2-14/20 複勝率30.0% 複勝回収率128%
7枠 0-0-2-18/20 複勝率10.0% 複勝回収率37%
8枠 0-3-0-17/20 複勝率15.0% 複勝回収率42%
偶然かもしれないが、5枠が過去10年で6勝と出色の勝ち馬率を誇っている。また、隣の6枠も複勝率30.0%、複勝回収率128%と好成績。その外側、7枠8枠となると勝ち馬0で、複勝回収率も37%、42%にとどまっているので、外枠というよりは中枠が有利ということだろう。昨年も5枠10番の
トロワゼトワルが好位から抜け出して快勝している。
馬券妙味という点では、コース形態的に内有利になりやすい中山芝1600mらしく、内枠に妙味がありそう。特に1枠は、19年
ジャンダルム(1枠2番・10人気3着)、20年
ボンセルヴィーソ(1枠2番・13人気3着)と2年続けて人気薄が好走中。ともに内枠を生かして、好位の内に収まって粘りこむ競馬だった。先行力のあるタイプが内枠を引いた場合、穴の使者として注意を払いたい。