以前は
秋華賞につながる重要な
トライアルという位置付けだったが、近年は
紫苑SがGIIIに格上げされたことや、春からの直行組が本番で幅を利かせるようになってきたことで存在感が薄れつつある。
オークス3着以内馬の出走は17年が最後。混戦の様相になる年も多く、波乱は珍しくない。
1.末脚を使えるか
阪神開催の時もどちらかというと差し優勢のレースであったが、中京で行われた昨年も、4角5番手以内から好走したのは勝った
リアアメリアだけで、先行した馬はほとんどが大敗を喫した。今年も先行して味があるタイプよりは、しっかり末脚を伸ばせる馬を上に取りたい。
2.大型馬は苦戦気味
過去10年、馬体重が480kgを超えていた馬は[1-0-0-20]で、昨年の
リアアメリアしか好走例がない。17年1番人気で6着に敗れた
ファンディーナは526kg、2番人気で7着だった
モズカッチャンは482kg、16年2番人気で11着だった
ジュエラーは504kgと、人気どころも苦戦傾向。
3.特注は
ディープインパクト産駒 過去10回で
ディープインパクト産駒が7勝。他の種牡馬と比べて出走数が多いのは確かだが、[7-4-4-27]で複勝率35.7%、複勝回収率139%は優秀な数字だ。中京開催だった昨年も
ディープインパクト産駒は4頭出走し、1・3・4・6着とすべて上位に食い込んだ。
エンスージアズムは揉まれ弱さも影響して
オークスでは大敗を喫したが、3月に
フラワーCで
ユーバーレーベンに先着して2着に好走するなど重賞でも戦える能力はある馬。スムーズな立ち回りがカギとはなりそうだが、前走の大敗で人気しないようなら狙いは立つ。