10月3日にフランスのパリロンシャン競馬場で行われる
凱旋門賞(3歳上・牡牝・G1・芝2400m)への出走を予定している
クロノジェネシス(栗東・
斉藤崇史厩舎)。今朝15日はレースに向けた追い切りをCWコースで行っている。
先週に続き、今回も
岩田望来騎手が騎乗。先週は単走だったが、今回は
ステラリアを追走する内容。馬場入りした時には1秒以上の差がある感じだったが、向正面に入ったところで、
クロノジェネシスのスピード乗りがかなり良くなって、6F標識では4馬身ほどに縮まっていた。
いい雰囲気で進めていき、3コーナーから4コーナーでのスピード乗りは上々。前もしっかりとペースをつくったので、最後の直線に向いたところでは2馬身ほどの差がある状態。これをラスト1F過ぎたところで詰めに行くという感じになった。
相手も動く馬だけに、簡単に追い抜くことはできないが、しっかりと並んだところでゴール。時計は6F82.8〜5F66.6〜4F51.4〜3F37.7〜1F11.9秒だったが、ゴールを過ぎたところでもスピードは衰えておらず、しっかりと負荷のかかった内容。
この馬らしく、追うごとに動きが良くなるといった感じ。今後は検疫厩舎への移動、出国などのスケジュールがあるが、このまま無事にレース出走となってくれれば、と願うばかり。
(取材・文:井内利彰)