20日に中山競馬場で行われる
セントライト記念(3歳・GII・芝2200m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、新潟競馬場で代替開催された2014年はデータの集計対象外とした。
過去10年で最多となる8回の馬券絡みが
ディープインパクト。次点で3回の
ステイゴールドが続き、2回が
スクリーンヒーロー、
キングカメハメハ、
ハーツクライとなっている。
オルフェーヴル産駒は[0-0-0-3]。重馬場として施行された19年に3頭が出走しており、内訳は
タガノディアマンテ(6人気6着)、
オセアグレイト(4人気14着)、
エングレーバー(7人気16着)となる。
ステイゴールド系は直仔が活躍するほか、昨年は孫世代にあたる
バビット(父
ナカヤマフェスタ)が勝利しているだけに、
オルフェーヴル産駒の動向にも注目したい。今年は
ソーヴァリアントが出走予定。
初出走となる
ドゥラメンテ産駒には上位人気と目される
タイトルホルダーほか、
レインフロムヘヴンが該当する。同種牡馬は中山芝2200mで[0-0-0-4]とまだ好走例こそないものの、叔父にあたる
ルーラーシップが種牡馬として存在感を示すコースなので、血統背景を踏まえれば勝ち負けとなって何ら不思議ない下地はあるはず。
エピファネイア産駒は[0-0-0-1]。20年
リスペクト(7人気9着)が唯一の出走例となるが、当該コース自体は[4-1-2-9]複勝率43.8%と優秀な成績を残しており、21年
AJCCでは
アリストテレスが重賞制覇を果たしている。今年は
オーソクレース、
ワールドリバイバルの2頭が出走予定。
初出走となる
モーリス産駒には
ノースブリッジ、
ルペルカーリアの2頭が該当。
モーリスの
父スクリーンヒーローは07年
セントライト記念で14人気3着と大駆けしており、種牡馬としても[1-1-0-0](15年
ミュゼエイリアン9人気2着、18年
ジェネラーレウーノ4人気1着)と底を見せていない。データ不足で人気の盲点になるのであれば、一考する価値がありそうだ。