9月20日に中山競馬場で行われる
セントライト記念(3歳・GII・芝2200m)。同レースに出走予定の
ソーヴァリアント(牡3、美浦・
大竹正博厩舎)は3歳牡馬世代屈指の“夏の上がり馬”だ。
同馬は父
オルフェーヴル、
母ソーマジック、母の
父シンボリクリスエスという血統。今年の
ヴィクトリアマイル(GI)で3着だった
マジックキャッスルを半姉に持つ。通算成績は7戦3勝。
昨年10月の2歳新馬戦でデビュー。2戦目の未勝利戦で1位入線を果たすが、レース後に禁止薬物が検出されたことにより失格処分に。その後、4戦目でようやく勝ち上がりを決めた。
続く舞台として、
皐月賞トライアルの
弥生賞(GII)に駒を進めたが、ここでは4着。惜しくもクラシックの優先出走権を取ることはできなかった。
しかし、その悔しさを晴らすかのように、夏の北海道では躍動。
利尻特別(1勝クラス)を6馬身差、
藻岩山特別(2勝クラス)を3.1/2馬身差で完勝し、一気に世代の注目株へと登りつめた。クラシック最後の一冠を前に、まずは春クラシック出走勢と対決するこの1戦に注目したい。