中山11Rの第75回
セントライト記念(3歳GII・芝2200m)は9番人気
アサマノイタズラ(
田辺裕信騎手)が勝利した。勝ちタイムは2分12秒3(良)。クビ差の2着に2番人気
ソーヴァリアント、さらに1馬身3/4差の3着に5番人気
オーソクレースが入った。
アサマノイタズラは美浦・
手塚貴久厩舎の3歳牡馬で、父
ヴィクトワールピサ、
母ハイタッチクイーン(母の
父キングヘイロー)。通算成績は7戦2勝。
レース後のコメント
1着
アサマノイタズラ(
田辺裕信騎手)
「能力の高さに驚かされました。調教に乗せてもらい、嶋田騎手とも色々話をして情報を集め、ここでどうやって権利を取るか、賞金を加算しようか考えていたので勝ち切ってくれるとはびっくりしました。
スタートは良かったのですが、ポジション取りで行きたい馬が多く、そこに参加するにはこの馬がムキになると思い、マイペースを保って
リラックスさせてリズムを守りました。今の中山の馬場はとても良いので、前半のペースはとても速いとは思いませんでしたが、先行集団が団子状態になって消耗が激しかったです。
ゴーサインを出してからすごく反応が良く、正直なところ余裕残しの状態だったので、良い形で本番に行けます。ずっと一線級と戦ってきた馬ですし、どこかで勝つチャンスがあると思っていましたが、もう一つ大きいところを狙って行きたいです」
(
手塚貴久調教師)
「これまでは位置を取ろう取ろうとしていたのがリズムを崩した原因なのかもしれません。控える競馬で、これだったら距離が持ちますし、道中も不安がありません。良馬場でもやれるんだと思いましたし、びっくりしました。(勝つとは)想像もしていませんでした。良い誕生日プレゼントをもらうことができました」
2着
ソーヴァリアント(
戸崎圭太騎手)
「1、2コーナーでゴチャついてしまい、気が入ってハミを取ってしまいました。その後はリズム良く運べて、4コーナーをいい感じに回って来られて、押し切れるかと思ったのですが、最後は切れ味のある馬に負けてしまいました」
3着
オーソクレース(C.
ルメール騎手)
「休み明けでしたが、良い競馬をしてくれました。少し反応が遅れてしまったのは、9ヶ月ぶりの分だと思います。これから状態も上がってくると思いますし、その中で良いレースをしてくれました」
4着
カレンルシェルブル(
横山和生騎手)
「良い内容でした。距離も持ちましたし操縦性も良くて、今日のこのメンバーで4着に来られるのですから大したものです。本当にこの先が楽しみです」
5着
ヴィクティファルス(
池添謙一騎手)
「折り合いもつきましたし、内々でじっと我慢できました。少し追い出しを待たされましたが、(前が)開いてからはスッと反応してくれました。もう少し自由に運べていたら、(結果も)変わったと思います」
6着
ベルウッドエオ(
吉田豊騎手)
「メンバーが強かったので後ろからになると思っていました。まだ体が緩くて前半は行けないのですが今日は展開も向きましたね。上手くいきました」
7着
ルペルカーリア(
福永祐一騎手)
「途中で2番手まで押し上げてそこで馬は落ち着いてくれました。ここからというところでいつもの感じではありませんでした。いつもならあそこで踏ん張ってくれるのですが・・・」
13着
タイトルホルダー(
横山武史騎手)
「マークされる立場で厳しい展開になってしまいました。直線も進路がありませんでした。上手く導いてあげられませんでした」
ラジオNIKKEI