「
ゴールドジュニア・S3」(20日、大井)
開催3日目の11Rで行われ、
ママママカロニが重賞初制覇を果たした。2番人気の地元生え抜きは、馬なりのまま直線独走で圧勝。逃げた1番人気の
コパノミッキーが9馬身差の2着に粘り、4番人気の
コーミズアムールが後方から3着に追い込んだ。なお、1、2着馬は「第54回
ハイセイコー記念・S1」(11月17日、大井)の優先出走権を獲得した。
ママママカロニが今年最初の南関東2歳重賞を制した。スタートを決めて3番手を追走。抜群の手応えで運び、4角では逃げる
コパノミッキーに並び掛ける。直線半ばからは独壇場となり、最後は9馬身差をつけてフィニッシュした。
コンビを組む矢野貴は「無事に結果が出てホッとしている。想像以上の強さでビックリ。きょうのような勝ち方をしてくれると、先が楽しみになる」と感嘆の声を上げた。
デビューから無傷の3連勝で重賞タイトルをつかんだ。森下淳師は「気分よく走れていた。理想的な競馬ができました」と評価し、今後については「オーナーと相談してローテーションを決めたい」と語った。黒鹿毛の馬体には可能性がふんだんに詰まっている。
コパノミッキー(2着)「相手が別格だったが、自分の力は出している。道中は外へ外へ行こうとしていた。いろいろ初めての中で頑張った」(
笹川翼)
コーミズアムール(3着)「スタートは良かったが、ズブいのか、気が悪いのか、進んで行かなかった。それでも、直線は驚くほど伸びた」(
張田昂)
カプティフ(4着)「キャリアが一番で、思ったより前へ行けたが、最後は力の差でしょう」(藤本現)
ナックファルコン(5着)「スタートは一番だったけど、2着の馬が主張したので2番手から。4角で勝ち馬に来られてひるんだ」(達城龍)
グロリアスセプター(6着)「まだ2戦目で反応が悪かったが、いい勉強になったのでは。距離は延びた方が良さそう」(
森泰斗)
提供:デイリースポーツ