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天皇賞・春連覇のフェノーメノが種牡馬引退 レックススタッドが発表

  • 2021年09月21日(火) 21時00分
 21日、2013年〜14年の天皇賞・春を連覇したフェノーメノ(牡12)が種牡馬を引退することがわかった。同馬を繋養するレックススタッドのホームページで発表された。

 フェノーメノ父ステイゴールド母ディラローシェ、母の父デインヒルという血統。追分ファームの生産馬で、サンデーレーシングの所有馬、美浦・戸田博文厩舎からデビュー。

 2011年10月の新馬戦で勝利し、翌年4月の青葉賞で重賞初制覇。続く日本ダービーでは勝ったディープブリランテとハナ差の接戦を演じ、惜しくも敗れはしたものの、世代上位の実力を証明した。

 秋の始動戦として選んだセントライト記念を快勝すると、菊花賞へは向かわず、天皇賞・秋を選択。天覧競馬となったこのレースでエイシンフラッシュの2着と、初の古馬相手のGIでも結果を残した。

 翌2013年3月には日経賞で重賞3勝目をマークし、その勢いのまま天皇賞・春を制覇。悲願の初GIタイトルを奪取。翌年も同レースを連覇し、メジロマックイーンテイエムオペラオーに次ぐ史上3頭目の天皇賞・春連覇を達成した。

 天皇賞・春3連覇を目指して出走した2015年日経賞(8着)出走後に故障が判明し、引退。2016年より社台スタリオンステーションで種牡馬入り、2018年にレックススタッドに移動していた。通算成績は18戦7勝。今後は生まれ故郷の追分ファームに移動する。

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