「
スプリンターズS・G1」(10月3日、中山)
貫禄のスピードだった。
高松宮記念覇者
ダノンスマッシュは23日、川田を背に栗東坂路で
ダノンスプレンダー(5歳オープン)との併せ馬。序盤は先行する僚馬を見ながらだったが、ハミをかけられ、
ゴーサインが出ると瞬時に反応。一気にパートナーをのみ込み、木曜一番時計となる4F50秒0-36秒4-12秒2をマークし、2馬身先着を決めた。
鞍上は「順調にここまで来られているというのを、感じることができた追い切りでしたね」と納得の表情でうなずく。「この馬としてはセーブしつつ、1週前ですし、動きをつくりながらやりました。競馬は久々ですし、ある程度しっかりとやっておこうと。この年齢ですが、順調に来ているのが何よりですね」と歯切れがいい。
安田隆師も「文句なしの調教ですね」と満点の評価。春秋短距離G1制覇に向け、「負けたら駄目だと思っています」と力強く宣言した。20年末に
香港スプリントを制した世界の快速王が、残り1週でさらに状態を上げ、G1・3勝目に挑む。
提供:デイリースポーツ