「
神戸新聞杯・G2」(26日、中京)
青葉賞2着からダービーを自重。じっくりと成長を促した
キングストンボーイが23日、美浦Wの併せ馬で軽快な動きを披露し、進化ぶりを猛アピールした。ダービー馬を筆頭とした春のクラシック上位馬を相手に、どんな走りを見せるか注目だ。
パワーアップした姿を見せつけた。
青葉賞2着以来の実戦となる
キングストンボーイは、美浦Wで
シハーブ(5歳3勝クラス)と併せ馬。5Fから2馬身追走する形でスタートすると、馬なりのまま5F68秒2-37秒7-11秒6を刻み、最後は鋭い末脚で併入に持ち込んだ。藤沢和師は「しっかりと併せ馬ができたし、頼もしいね」と表情を緩めた。
22年2月に定年を迎える師にとって、最後となるダービーの優先出走権を獲得しながらも、無理をさせずに自重。じっくりと秋へ備えたその英断が、見事に功を奏した。充電を終えて8月26日に美浦へ帰厩。その進化した姿に、トレーナーは「帰ってきてビックリしたよ。トモがしっかりして、いい格好になった。たくましくなったよ」と目を丸くした。
今回は
共同通信杯で先着を許した
シャフリヤールとの再戦の場。「ダービー馬を相手にどれくらいやれるか楽しみだよ。向こうも成長していると思うけど、こっちも成長しているからね」と臆するところはない。
指揮官は02年
シンボリクリスエス、03年
ゼンノロブロイ、17年
レイデオロで当レース歴代最多タイとなる3勝をマーク。加えて、鞍上のルメールは15年
リアファル、16年
サトノダイヤモンド、17年
レイデオロ、19年
サートゥルナーリアで4戦負けなしと力強い。最強のコンビで狙うは打倒ダービー馬-。ジャイアントキリングを果たし、未来を切り開く。
提供:デイリースポーツ