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スプリンターズS・G1」(10月3日、中山)
ス
プリントG1春秋制覇を狙う
ダノンスマッシュが29日、万全の態勢を整えた。4月の香港遠征以来でも、栗東坂路での躍動ぶりから仕上がりは文句なし。陣営も認める『完成形』で王者の貫禄を示す。
ダノンスマッシュは栗東坂路で単走。終始馬なりで4F54秒0-39秒1-12秒2をマークした。軽めの内容ながら態勢は整った感がある。以下、安田隆行調教師と一問一答。
◇ ◇
-5カ月半ぶりの休み明けで臨む。
「香港のあと、秋はここ1本で行こうと決めていた。ケイアイ
ファームで休ませたあと、早めに(栗東へ)連れてきてじっくりと乗り込み、順調に来られた」
-休み明けは結果が出ている。
「カーッとなるので、気性的な部分によるものが大きい」
-1週前は栗東坂路で4F50秒0-36秒4-12秒2。
「負荷をかけたかったのでジョッキーに乗ってもらった。内容も動きも良かった」
-最終追い切りについては。
「先週やっているのでサッと。落ち着いて走れていた」
-
スプリンターズSは3度目の出走となる。
「状態に関しては一番いいんじゃないかな、という手応え。以前は背腰が緩くて疲れがたまりやすかったけど、今は追い切り後もシャキッとしている。6歳の秋になって完成されたと感じる」
-父子制覇が懸かる。
「最近、そぶりが
ロードカナロアにすごく似てきた。お父さんが2回強い勝ち方をしたレース。スマッシュもお父さんに続きたい」
◇ ◇
以下は
川田将雅騎手と一問一答。
-
高松宮記念を振り返って。
「得意ではない馬場でもしっかりと走って、気持ちの強さを見せてくれました」
-成長を感じる点は。
「完成度が高くなった。ゲートが好きではないが、それでも
高松宮記念は我慢していいスタートを切れた」
-1週前追い切りについて。
「しまいを動かして、とてもいい動きだった」
-2020年は2着。
「いい走りをしてくれた。一生懸命に走る馬。今年は休み明けを選択しましたが、結果が出てくれれば」
-ス
プリントG1春秋制覇が懸かるが。
「もちろん、勝たなければいけない存在だと思っていますし、そういうレースをしなければならない」
提供:デイリースポーツ