京都大賞典に出走馬を送り込む調教師のうち、阪神芝2400に出走経験があるのは8人。ここでは、2016年以降の阪神芝2400mの成績をもとに抽出。
京都大賞典で、馬券的にも「見逃せない調教師」とは?
3位は
矢作芳人調教師。集計期間内に阪神芝2400mで27走して4勝。馬の適性に合わせた柔軟なレース選択で知られる矢作調教師だけに、勝ち馬には
チェスナットコート、
ホウオウドリーム、
タイセイドリーム、
サトノガーネットと個性的なステイヤーの名前が並んでいる。今年は
ステイフーリッシュが出走予定。
2位は
音無秀孝調教師。
スプリンターズS、サウジアラビア
ロイヤルカップでもランキング入りしており、距離・コースを問わず結果を残していることが分かる。集計期間内に阪神芝2400mで23走して4勝。特筆すべきは回収率の高さで、単勝回収率259%、複勝回収率135%とともに100%を大きく上回っている。坂路主体でス
プリント〜マイルに強いイメージがある分、馬券妙味があるのかもしれない。
今年は
アリストテレスと
ダンビュライトが出走予定。前者は昨年の
菊花賞であの
コントレイルにクビ差まで迫っており、潜在能力は現役トップクラス。当然、ここでも有力だ。7歳秋を迎えた
ダンビュライトもまだまだ健在。自慢の先行力を生かしてあっと言わせるシーンがあるかもしれない。
栄えある第1位は
友道康夫調教師。阪神芝2400mで35走し、10勝、2着10回、3着7回。複勝率は驚異の77.1%だ。35走のうち、15番人気が1回、4番人気が1回あるだけで、残りの33走は全て3番人気以内。過剰人気に思えるような馬でも、友道厩舎であれば無条件で信頼して良い。それほど、この条件での強さは圧倒的だ。阪神芝2400mは上がり3ハロン順位が結果に直結しやすいコースで、しっかり鍛えられた友道厩舎の馬たちが、その力を存分に発揮しているのだろう。
今年は
ヒートオンビートと
マカヒキが出走予定。上位人気が見込まれる
ヒートオンビートは、データからは外せない存在だろう。この馬自身、阪神コースを[1-5-0-1]と得意としている。