6日(水)
大井競馬場(曇・やや重)で行われたRoad to JBC第55回
東京盃(JpnII 1200m)は、先団追走から直線抜け出した7番人気の
JRAサクセスエナジー(
松山弘平騎手)が1分10秒3で押し切り、このレースは2018年(7着)、2019年(3着)に続く3度目の挑戦で初制覇、6度目の重賞制覇となった。3/4馬身差の2着に内から追い上げた1番人気の
JRAリュウノユキナ、さらにクビ差の3着には後方追走から追い込んだ2番人気の
JRAレッドルゼルが続いた。
勝った
サクセスエナジーは父
キンシャサノキセキ、
母サクセスアイニー(
その父ジャングルポケット)の牡7歳黒鹿毛馬、
JRA栗東・
北出成人厩舎の管理馬。通算成績37戦13勝、昨年暮の
兵庫ゴールドトロフィー(JpnIII)以来の重賞6勝目となった。
レース後のコメント
1着
サクセスエナジー(
松山弘平騎手)
「久しぶりに強い
サクセスエナジーの姿を見せる事ができて、すごく嬉しく思っています。
前走は内枠で砂を被って、あまり良いレースができませんでしたが、その分、馬も力を温存していて、今日は良い枠を引いて、力を出し切ってくれたと思います。
揉まれ弱いので、とにかくそこだけ気をつけて、スムーズな競馬をと心がけて乗りました。4コーナーを回って追い出した時の反応もすごく良く、これならいけるなという手応えでした。
大井コースもしっかりこなしてくれましたし、強い姿を見せてくれましたから、まだまだ楽しみだと感じました。今日は本当に強かったです。まだまだこれからやっていける馬だと思いますので、応援よろしくお願いします」
2着
リュウノユキナ(
柴田善臣騎手)
「ゲートはうまく出てくれましたが、3コーナーで他の馬に来られてハミを噛んでしまったのは誤算でした。それでも我慢してくれました。ペースが流れなかった分、前が残ってしまいましたが、この馬自身も走っています」
3着
レッドルゼル(
川田将雅騎手)
「レースはよく頑張ってくれました。苦しくなったのは久々の分だと思います。これで次はより良い状態で迎えられるかと思います」
4着
コパノキッキング(
C.ルメール騎手)
「勝った馬の後ろで良いレースができました。直線に向いた時は良い感じでしたが、ラスト150mで疲れてしまいました。調教師は(身体が)太かったと言っていたので、次はチャンスがあると思います」
6着
サブノジュニア(
矢野貴之騎手)
「一歩目は出ているのですが、進んでくれませんでした。思ったより後ろでショックでした。
レッドルゼルに切れ負けしたことがあるので、あれより前に行きたかったです」
7着
サイクロトロン(
福永祐一騎手)
「好スタートを切って、楽な感じで行けました。もう少し踏ん張れるかと思いましたが...。それでも良い馬です」
(取材:米田元気)
ラジオNIKKEI