「
京都大賞典・G2」(10日、阪神)
俊敏な動きが7歳の年齢を感じさせない。
宝塚記念5着以来の
キセキは6日、栗東坂路で
ワイドファラオ(5歳オープン)を追走して半馬身先着。軽く仕掛けて4F52秒8-38秒3-12秒5をマークした。辻野師は「先週、先々週とコースで負荷を掛けているので、手応えも楽だった。夏に
リセットさせた分、気持ちのスイッチが入りづらくなっているのかなと思うけど、確実に良くなっているし、自分の仕事を理解している」と納得の様子だ。
最後に勝利したのは17年
菊花賞。約4年もの間、勝ち鞍を挙げていないが、それでもその中でG1・2着が4回と上位をにぎわしてきた。「体の張りは若々しいけど、競馬では勝負どころで置かれたりする。それでも、一線級と戦ってきたし、阪神は安定しているイメージもある」。19、20年の
宝塚記念2着など〈1423〉と好相性を誇る舞台を歓迎する。「ゲートが五分なら競馬も組み立てやすくなる。何とか、ひとつ勝ちをつけてあげたい」。まだまだ元気いっぱい。G1馬の復活だ。
提供:デイリースポーツ