10日に東京競馬場で行われる
毎日王冠(3歳上・GII・芝1800m)について枠順・馬番別に検証していく。
過去10年、馬番別では最多となる6回の馬券絡みが7番。4回で8番が続き、3回が4番、6番、9番、10番となっている。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 0-0-2-9/11 複勝率18.2% 複勝回収率146%
2枠 2-0-0-10/12 複勝率16.7% 複勝回収率45%
3枠 0-1-0-11/12 複勝率8.3% 複勝回収率10%
4枠 0-4-2-8/14 複勝率42.9% 複勝回収率223%
5枠 0-1-2-13/16 複勝率18.8% 複勝回収率48%
6枠 3-2-3-11/19 複勝率42.1% 複勝回収率85%
7枠 3-0-0-17/20 複勝率15.0% 複勝回収率19%
8枠 2-2-1-15/20 複勝率25.0%% 複勝回収率54%
【1〜5人気】
1〜4枠 1‐3‐1-11 複勝率31.3% 複勝回収率52%
5〜8枠 8-4-5-17 複勝率50.0% 複勝回収率96%
【6人気以下】
1〜4枠 1-2-3-27 複勝率18.2% 複勝回収率138%
5〜8枠 0-1-1-39 複勝率4.9% 複勝回収率14%
出走頭数が揃いにくいという事情もあり、上位人気馬は不利を受けにくい外目の枠順ほど安定している。一方で6番人気以下では内枠の方が圧倒的に好成績。外から横綱相撲で頑張る人気馬と、道中は内をロスなく回った人気薄という構図が浮かび上がってくる。
逆説的ではあるが、5〜8枠から6人気以下で3着以内に好走した2頭は、13年
ジャスタウェイ(6人気2着)と15年
イスラボニータ(7人気3着)と、どちらも次走
天皇賞(秋)でも好走している。外枠から人気薄で激走を果たした馬は、次走以降もチェック馬として追いかけたい。