9日に東京競馬場で行われる
サウジアラビアRC(2歳・GIII・芝1600m)について枠順・馬番別に検証していく。なお、いちょうS(新設重賞)、
サウジアラビアRC(重賞)として行われた14・15年もデータの集計対象とした。
過去7年、馬番別では最多となる5回の馬券絡みが6番。3回で2番が続き、2回が3番、5番となっている。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 1-0-0-7/8 複勝率12.5% 複勝回収率18%
2枠 0-0-2-6/8 複勝率25.0% 複勝回収率65%
3枠 1-0-1-6/8 複勝率25.0% 複勝回収率27%
4枠 1-0-0-7/8 複勝率12.5% 複勝回収率13%
5枠 2-2-0-6/10 複勝率40.0% 複勝回収率98%
6枠 1-1-1-7/10 複勝率30.0% 複勝回収率75%
7枠 0-2-1-9/12 複勝率25.0% 複勝回収率60%
8枠 1-2-2-9/14 複勝率35.7% 複勝回収率47%
【1〜4人気】
1枠 1-0-0-2/3 複勝率33.3% 複勝回収率50%
2枠 0-0-2-0/2 複勝率100.0% 複勝回収率260%
3枠 1-0-1-2/4 複勝率50.0% 複勝回収率55%
4枠 1-0-0-0/1 複勝率100.0% 複勝回収率110%
5枠 2-1-0-1/4 複勝率75.0% 複勝回収率147%
6枠 1-1-0-0/2 複勝率100.0% 複勝回収率125%
7枠 0-2-0-4/6 複勝率33.3% 複勝回収率73%
8枠 1-2-2-1/6 複勝率83.3% 複勝回収率111%
前提として、各馬の複勝回収率が低いことが示している通り、上位人気馬が非常に強いレースである点を頭に入れておきたい。5番人気以下で馬券に絡んだのは7年間で僅か3頭。1〜4番人気馬をベタ買いするだけでも複勝回収率105%とプラスになっている。
1〜4番人気に絞ったデータも掲載しておこう。こちらも大きな偏りはないが、唯一1番人気で馬券圏内を外したのが14年の
サトノフラム(8枠12番・10着)だったこと、7枠からの馬券絡みが6頭中2頭だけという点を考えると、人気馬は中枠の方が信頼度が高いか。もっとも登録段階で8頭にとどまっている今年は杞憂に終わりそうだ。