7日、
大井競馬場(曇・良)で行われた第18回
レディスプレリュード(JpnII・1800m)は、
JRAの3番人気
レーヌブランシュが2番手追走から直線堂々抜け出して完勝、昨年の
関東オークス以来となる重賞2勝目を挙げた。勝ちタイムは1分52秒6、騎乗した
松山弘平騎手は昨日の
東京盃に続いて2日連続のダート
グレード競走勝利となった。この勝利で
レーヌブランシュは11月3日に
金沢競馬場で行われる
JBCレディスクラシックの優先出走権を獲得した。
1番人気
テオレーマは中団から追い上げるも2着、3番手追走の2番人気
ウェルドーンが3着に入り、4着
ダイアナブライトまで
JRA勢が占めた。地方勢は
グランデストラーダ(大井)の5着が最高だった。
勝った
レーヌブランシュは
父クロフネ、
母アンジュエ(母の
父アグネスタキオン)という血統の4歳牝馬で
JRA栗東・
橋口慎介調教師の管理馬。通算成績は13戦4勝。昨年のこのレースでは4着だったが、今日はおよそ1年4か月ぶりの勝利を飾った。
<レース後の関係者のコメント>
1着
レーヌブランシュ(
松山弘平騎手)
「枠が良かったですし、スタートもしっかり出て、リズム良くレースができました。脚は溜まっていましたし、長く良い脚を使える馬なので、早めに押し切る形を取りました。最後までよく伸びてくれました。
そんなにすごく前が離しているとか、(ペースが)速いなという感覚はなかったです。直線に向いて手応えが良かったですし、追い出してすごい脚を使ってくれました。強い勝ち方だったと思います。まだゲートで少し難しさを出すところはありますが、スムーズな競馬ができれば強いなと思います。
これからもしっかりと強いレースができるようにしっかりとやっていきたいです。今日もありがとうございました。次も良いレースができるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」
1着
レーヌブランシュ(
橋口慎介調教師)
「久々に勝利を挙げられましたし嬉しいです。スタートもうまく決まって良い位置につけられて、最後は突き放しましたから、本当に良い競馬をしてくれました。やはり地方の馬場が合いますし、前向きにJBCに行くことを考えたいと思います」
2着
テオレーマ(
川田将雅騎手)
「前走が熱中症の影響で走れなかったのですが、今日は2着でしたがしっかり走れましたし、改めて前走の敗因が熱中症だったと確認できました。より良い状態で次を迎えられるように、改めて準備ですね」
3着
ウェルドーン(
藤岡佑介騎手)
「砂を被らない位置で競馬が出来ましたが、3・4コーナーで内にモタれるような素振りを見せて、そこで勝ち馬との差が広がったのが響きました。そこは休み明けの分があったかも知れません。それでもしっかり走ってくれましたし、まだまだ良くなると思います」
5着
グランデストラーダ(
本田正重騎手)
「距離が長かったようです。4コーナーの反応はすごく良かったのですが、ちょっと止まりました。やはりマイルまででしょうか」
(取材:大関隼)
ラジオNIKKEI