「
毎日王冠・G2」(10日、東京)
オレの存在を忘れるな!全8勝を東京コースで挙げている古豪
ダイワキャグニーが、2020年6月の
エプソムC以来となる2つ目の重賞ゲットへ意気込んでいる。20年の当レースでも4番人気で2着に入っており、陣営は今年も虎視たんたんと上位進出をもくろんでいる。
まだまだ力の衰えを全く感じさせない。
ダイワキャグニーは美浦Wで9月23日に6F81秒7、同29日には6F83秒8をマークして併せ馬を消化。6日の最終追い切りは美浦Wで単走だったが、6F83秒2-37秒3-12秒0でスムーズに駆け抜けた。菊沢師は「夏は放牧に出してリフレッシュを図りました。いい感じで秋初戦を迎えることができそうですね」と順調な調整ぶりに納得の表情。4カ月ぶりの実戦だが、好仕上がりを強調した。
東京コースとの相性の良さは現役屈指と言っていいだろう。トレーナーは「左回りの方がスムーズですし、広々としたコースなので走りやすそうです。状態がいい時に使っていることもありますが、今年も当然のことながら大きな期待を持っています」と力を込める。さらに今回は全8勝のうち最多の5勝をマークする千八に距離が延びる。指揮官も「マイル戦だと忙しい競馬になってしまうけど、1800メートルなら大丈夫でしょう。うまく立ち回ってくれれば好レースになると思っています」と前向きだ。
前走の
安田記念ではチークピーシーズを着用したが、今回は3戦ぶりにブリンカーを再装着する。「ハナにはこだわっていませんし、(20年の)
エプソムCを勝った時も2番手からの競馬でしたからね」と菊沢師も効果に期待する。当レースは17年(4着)、18年(7着)、20年(2着)に続き4度目の挑戦。持ち前の二枚腰を発揮し、波乱を巻き起こす。
提供:デイリースポーツ