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秋華賞・G1」(17日、阪神)
まさかの急失速だった。単勝1・9倍の圧倒的な1番人気に支持された
ソダシは10着に沈んだ。道中は2番手追走も、直線で追いだすと反応がひと息。ファンがあぜんとする中、白い馬体が馬群にのみ込まれた。
吉田隼は納得がいかない様子。「ファンの皆さんの気持ちに応えられず、申し訳ない気持ちです。ポケットを出たがらなかったり、ゲートに入らなかったり。競馬を嫌がっているそぶりを見せていた。速いペースではなかったけど、いつもの感じではなかった」と首をかしげた。
レース後、愛馬の状態を確認した須貝師は「脚元の異常も特に見られなかった。歯が折れてグラグラしていて血が出ていた。それが影響したのかな」と敗因を分析。ゲートでぶつけた時のアク
シデントが、主戦の語る“嫌がるそぶり”につながったのだろうか。
次走は未定だが、指揮官は「応援してもらったファンに感謝いたします。次の
ソダシを応援してもらえれば」と前を向く。一大ブームを起こした白毛のアイドル。輝きを取り戻すことをファンも待っている。
提供:デイリースポーツ