「
天皇賞(秋)・G1」(31日、東京)
20年のクラシック3冠馬
コントレイルが20日、栗東CWで圧巻の動きを見せつけた。
ダノンファラオ(4歳オープン)、
ホウオウアマゾン(3歳オープン)と2頭の重賞ウイナーと隊列を組み、道中は最後方から追走。楽な手応えのままで直線で最内に入ると、あっさりと抜け出して、両馬に7馬身先着を決めた。
時計も6F79秒1-36秒1-11秒6と優秀。2週連続で騎乗した福永は「春より断然いい。動きの質がいい。春はやっぱり
ジャパンCで激走した疲れがあったのだろう。今回はすこぶるいいよ」と最大級の賛辞を送る。「もう来週はサラッとで十分」と態勢は整っている。
無敗での3冠制覇後は
ジャパンC2着、
大阪杯3着と連敗。それでも鞍上の信頼度は揺らいでいない。「能力に関して言えば疑いを持つ余地がないと思っている。あの馬が強いという認識は何も変わっていないよ」。
ジャパンC(11月28日・東京)を含めて引退まで残り2戦。本来の輝きを取り戻す。
提供:デイリースポーツ