先週の
秋華賞では、
アカイトリノムスメが優勝。
ディープインパクト×
アパパネという夢のような配合が見事花開きましたね。ホントおめでとうございました!
そして、3着だった
アンドヴァラナウト。まだまだ成長途上なのですが、それで3着をしっかりキープしてしまうあたりがさすがです。まだ伸びしろは十分あるし、来年がとても楽しみです。
その
アンドヴァラナウトのいる
池添学厩舎ですが、
菊花賞は
エアサージュと
ヴィクティファルスの2頭出しです。
特に気になっているのが
エアサージュ。父のポイントオブエントリーの産駒は過去
JRAで6頭デビューしていますが、すべて勝ち上がっています。いま、
JRAで現役なのはこの
エアサージュと富士Sに出走の
ロータスランドの2頭なのですが、今年はこの2頭ですでに7勝をあげてます。凄い!
すごく日本と相性のいい種牡馬なんですね。
それから、かつて池江泰郎厩舎に
バーディバーディというダート重賞で強かった馬がいましたが、
バーディバーディは父が
ブライアンズタイム(父ロベルト)、母が
ホームスイートホームなのですが、
ホームスイートホーム(1999産)とポイントオブエントリーの母・
Matlacha Pass(1997産)は姉妹です。
ポイントオブエントリーの祖父もロベルト。
バーディバーディの父の母の母・
Golden Trailは1977年に
バーディバーディの父・
ブライアンズタイムの母である
Kelley's Dayを産んでます。そして
Golden Trailの娘の
On the Trailが1978年にポイントオブエントリーの父の母である
Andover Wayを産んでます。
バーディバーディの現役時代、よく取材させていただいた馬で個人的な思い入れもあるので、千代田牧場でいまも種牡馬を続けているようだし、ぜひ再注目されたらいいな、と思いました。
話が脱線してすみません。本題の
エアサージュです。
「トビの大きな馬。この馬のリズムで走らせてあげることが大事な馬です」と池添師。
こちらもまだ成長曲線としては途上なので、伸びしろたっぷり。でも、現時点でしっかり仕上がった印象です。
「胴の長い馬で距離適性はあると思います。まだトモの緩さがある中で崩れずに結果を出してくれており、先々が本当に楽しみ。今後に向けていいレースをしてくれればいいですね」(
池添学師)
(取材・文:花岡貴子)