25日、中山競馬場で行われた
マーチS(4歳上、GIII・ダート1800m)は、
角田晃一騎手騎乗の9番人気
クワイエットデイ(牡7、栗東・松元省一厩舎)が、最後方追走から直線で内を突き、8番人気
トーセンブライトに1馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分51秒4(稍重)。さらにハナ差の3着には4番人気
ヒカルウイッシュが入った。1番人気の
ビッググラスは9着。
勝った
クワイエットデイは、
父サンデーサイレンス、母は米2勝の
アリーズデライト(
その父Alydar)という血統。02年11月にデビューし、4戦目で初勝利を挙げると、04年1月の
早鞆特別(1000万下)から05年4月の
梅田S(1600万下)まで14戦連続で3着以内に入るなど、ダートの中距離戦で安定した走りを続けていた。オープン入りした後は苦戦が続いていたが、前走、10番人気だった
仁川S(OP)で久々の勝利を挙げ、今回2連勝での重賞初勝利となった。通算成績35戦8勝(重賞1勝)。
鞍上の
角田晃一騎手は、
コスモフォーチュンで制した昨年の
北九州記念(GIII)以来の
JRA重賞制覇で通算33勝目。管理する松元省一調教師は、
トウカイトリックで制した
ダイヤモンドS(GIII)に続く今年の
JRA重賞2勝目で、通算22勝目となった。