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須貝師vsJRA裁判 馬房削減は「不相当で過酷な措置」 大津地裁で第1回口頭弁論

デイリースポーツ
  • 2021年10月29日(金) 07時00分
 2021年3月1日付で定期貸し付け馬房が2馬房削減されたのを不当として、須貝尚介調教師(55)=栗東=がJRAに約700万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が28日、滋賀県の大津地裁で行われ、原告側は証拠15点を提出。JRA側は請求棄却を求めた。双方の代理人弁護士はコメントしなかった。

 同師は20年10月のサウジアラビアRCでステラヴェローチェが勝った際に騎手、馬主と並んで口取り撮影をした。当時、新型コロナウイルス対策として撮影は“G1競走のみ”とされており、「軽率であった」と反省しているが、これを理由とした馬房削減は「過去の削減事例に照らし、明らかに不相当で過酷な措置」と主張。

 撮影時にJRA職員らが引き留めるなどの注意喚起がなく、事後の弁明の機会がなかった手続き上の問題も指摘している。

 日本調教師会は9月5日付で東西調教師に「今回の唐突な措置はもはや制裁」などとした文書を配布。訴訟費用の一部を調教師会で負担するなど支援に回っている。

提供:デイリースポーツ

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