本日、
金沢競馬場で行われる
JBCスプリント(3歳上・JpnI・ダ1400m)。前走の
東京盃を制し、勇躍挑んできた
サクセスエナジー、今年の根岸Sの覇者で
ドバイGSでも2着と結果を残してきた
レッドルゼル、昨年の
高松宮記念を制した
モズスーパーフレアなど12頭がエントリー。
そんななかでも、ひと際異色の経歴を持つ遅咲きの実績馬が
リュウノユキナ(牡6、美浦・
小野次郎厩舎)だ。父
ヴァーミリアン、
母ネオカラー、
その父クロフネという血統。
2017年6月に
門別競馬場でデビュー。
JRA認定競走(未勝利)を勝ち上がり、札幌競馬場で行われた2歳オープンの
すずらん賞を勝利。地方在籍のまま、
共同通信杯や
アーリントンCなど中央の重賞にも挑戦し続けた。
中央転籍後も自己条件を中心に芝・ダート問わず走り続け、着実に勝ち星を積み重ねてきた。昨年9月の
ながつきS以降は8戦連続連対中で、そのなかには
東京スプリント、
クラスターCという2つの重賞勝ちも含まれている。
近走はダート1200m戦のみで、今回は久々となる1400m戦。過去、勝ち星を挙げた最長距離は1300mだけに、わずか1ハロンの距離延長がどう影響するか。とはいえ、自身の脚質にマッチした先行有利の
金沢競馬場が舞台だけに、チャンスは十分といえる。