競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
先週のアルテミスSを制したのは伏兵
サークルオブライフ(牝、国枝)。国枝厩舎からは2頭が出走していましたが、2頭出しは人気薄を狙えとの格言が見事にはまったレースとなりました。次走は阪神JF(12月12日・阪神、芝1600m)に向かう予定。鞍上はM・デムーロ。母父の
アドマイヤジャパンは
父サンデーサイレンス、
母ビワハイジの超良血馬。
リンカーンや
キングヘイローなど、現役時代に最強馬の評価を得ることはなかったものの、その血が母系に入って良さを出しているケースが増えているように感じますね。
ホーリーエンブレム(牝、田村、父
ロードカナロア、
母メジャーエンブレム)が先月末に帰厩。今週は美浦Wで5F66秒6-52秒3-38秒1-12秒5を計時。母と比べるとひと回り小さいですが、小気味のいい走りを見せています。20日の東京新馬戦(芝1600m)に出走予定。鞍上はルメール。
ここまでじっくり乗り込んできた
ブレスク(牡、国枝、父
ルーラーシップ、
母パララサルー)は、今週の美浦Wで5F67秒3-52秒0-37秒5-12秒3を計時。14日の東京新馬戦(芝1800m)を予定。鞍上は田辺。
10月17日の未勝利戦で強い勝ち方を見せた
アサヒ(牡、金成)は
東スポ杯2歳S(20日・東京、芝1800m)を予定。鞍上は引き続き田辺となる。
その
アサヒと新馬戦と未勝利戦で対戦している
アスクビクターモア(牡、田村)は
葉牡丹賞(12月4日・中山、芝2000m)へ向かう。こちらも鞍上は田辺を予定。
小倉2歳Sで9着に敗れていた
ソリッドグロウ(牝、池上)が先月末に帰厩。
福島2歳S(14日・福島、芝1200m)を大野で予定している。
新潟2歳Sで11着だった
クレイドル(牝、黒岩)は
赤松賞(21日・東京、芝1600m)での復帰を予定している。
アルテミスSに勝った
サークルオブライフが3着だった新馬戦を制した
イクイノックス(牡、木村)は
東スポ杯2歳Sを目標に帰厩。とてつもない大物の可能征を感じさせる存在だけに楽しみですね。(馬三郎美浦支局・木村)
提供:デイリースポーツ